シンクロンとマイズ(Mize)が共同で、業界初のコネクティッド・サービス・エクスペリエンスを提供し、製造業における新しいサービス中心のビジネスモデルの加速化を支援
合併後は、製造業、ディストリビューター、サービスエコシステム向けに最も包括的なサービスライフサイクル管理ソリューションを提供する、世界最大の民間グローバル・リーダーに
クラウドベースのアフターサービスソリューション・プロバイダーであるシンクロンAB(本社:スウェーデン ストックホルム、CEO(最高経営責任者):フリードリヒ(フリッツ)・ノイマイヤー、日本法人:シンクロン・ ジャパン株式会社、所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:品川 竜介、以下 シンクロン)とMize, Inc.(米国 フロリダ州 タンパ、以下マイズ)は本日、フィールドサービス管理(FSM)ソリューションとワランティ(保証)管理(WCM)ソリューションのリーダーで、イノベーターであるマイズが、在庫計画ソリューション、価格最適化ソリューション、IoTベースの予知保全ソリューションを含むサービスパーツ(保守部品)管理と契約管理のリーダーであるシンクロンと合併したことを発表しました。
シンクロンとマイズは、それぞれのクラウドソリューション市場のリーダーとして認知されています。合併後は、シンクロンブランドを使用し、自動車、建設・農業機械、産業機械、ハイテク、医療機器、耐久消費財などの業界でリーダー200社以上の顧客基盤をベースに、更なるイノベーションを加速していきます。2021年末までに700名以上の従業員を擁し、世界8か国12か所のオフィスに拠点を置く同社は、イノベーションとグローバル展開の拡大に向けて、今後も多大な投資を行っていきます。
シンクロンのCSX(Connected Service Experience:コネクティッド・サービス・エクスペリエンス)プラットフォームとSLM(Service Lifecycle Management:サービスライフサイクル管理)ソリューションにより、製造業は、より多くの顧客を維持しながら、コスト効率の高いサービスの提供と、既存顧客からのより利益率の高い収益を実現することができるようになります。
「製品に関連するサービスは、製造業の営業利益率と純利益率の生命線となっています。最終顧客のブランド体験を守ることは、すべての製造業にとって極めて重要な意味を持っています。シンクロンは、より利益率の高いビジネスや、サブスクリプションやアウトカムベースのビジネスモデルによる経常収益の創出を支援することができます。」とシンクロンのCEO(最高経営責任者)であるフリードリヒ・ノイマイヤー博士は述べています。
今回の一環として、マイズの創業者兼CEO(最高経営責任者)であるアショック・カーサム(Ashok Kartham)が、シンクロンの製品開発を統括するCPO(最高製品責任者)としてシンクロンの経営陣に加わります。 彼は次のように述べています。
「今日の製造業では、サービスと保守部品のビジネスを管理するために、異なるシステムを使用しており、データのサイロ化、プロセスの断絶から収益性の低下を招いています。今回のシンクロンとマイズの合併により、サービス管理と保守部品管理の優れたプラットフォームが融合し、お客様に最大限の価値を提供できるようになります。」また、「保守部品、サービス人員、サービス履歴、部品データ、価格などの情報を1つの共通のリアルタイムビューに表示できる独自機能があり、この業界では他に類を見ない新しいレベルの価値創造をお客様に提供することができます。」 とも述べています。
今回の合併は、マイズとシンクロンが共同で、アフターマーケットとサービスビジネスにおける業務の複雑性に対する課題と、製品からサービスを中心としたビジネスモデル変革を支援する、業界で初の包括的な単一プラットフォームでのSaaSソリューションポートフォリオを開発し、市場に投入できるという点で非常に重要です。IoTベースの故障予測を、最適な部品供給に基づいて計画されたサービスイベントによりよく結びつけるために、シンクロンのAI(人工知能)とML(機械学習)が極めて重要な役割を果たします。ビジネスにおいて、この重要な部分を強化したいと考える製造業は、サービスの収益性に対処し、運転資本を最適化し、ビジネス成長を可能にすると同時に、新しいサービス経済に向けた革新的なサービスの開発、最善のアプローチが可能になります。
IDCのリードアナリストであるアリー・ピンター(Aly Pinder)氏は、「マイズ*とシンクロン**は、複数の分野で共にリーダーであると認識しています。個々の製品を超えた価値を証明する、完全に統合されたサービスライフサイクル管理プロセスに基づいて、顧客のイノベーションを生み出すことで、この協力体制を一層強化できることを期待しています。」と述べています。
シンクロンの取締役会長であるレオ・アポテカー(Léo Apotheker)は、「製造業では、デジタル化とビジネスモデルの破壊が加速しています。持続可能な差別化要因としてのサービス体験は、あらゆる経営課題の最上位に位置しています。シンクロンとマイズの人材、専門知識、製品を組み合わせることで、この移行期においての効果的な競争を行うべく、変革を促し、競争力を高めることができるでしょう。」と述べています。
コネクティッド・ワールドにおけるサービス・エクスペリエンスの向上とより高い収益性の実現に向けたサービスビジネスの変革については、syncron.comをご覧ください。
【本件に関するお問い合わせ先】
シンクロン・ジャパン株式会社
広報・マーケティング部
担当:若山
Tel : 03-5207-2855
Email : [email protected]
出典:
*IDC MarketScape: Worldwide Manufacturing Warranty and Service Contract Management Applications 2019–2020 Vendor Assessment(世界の製造業向けの保証・サービス契約管理アプリケーションに関する2019~2020年度ベンダー評価)(文書番号 US44408619、2019年12月)
**IDC MarketScape: Worldwide Manufacturing Service Parts Management Applications 2020 Vendor Assessment(世界の製造業向けのサービス部品管理アプリケーションに関する2020年度ベンダー評価)(文書番号 US44801020、2020年1月)
マイズ(Mize)について
マイズは、耐久消費財メーカーとそのバリューチェーンにSaaSソリューションを提供するサービス・ライフサイクル・マネジメント企業です。製造メーカーと最終顧客、ディーラーチャネル、サービスプロバイダーネットワーク、サプライヤー間での、保証、サービスプラン、サポート、サービス提供、部品、返品に至るまで、サービスライフサイクルに関わるすべてのやり取りを接続し、管理するCSE(Connected Service Experience:コネクティッド・サービス・エクスペリエンス)を提供しています。マイズのソリューションは、サービス提供コストの削減、サービス体験の最適化、顧客生涯価値の最大化につながります。詳細についてはm-ize.comをご覧ください。
シンクロンについて
シンクロンは、世界の主要な製造業が製品の稼働時間(アップタイム)を最大化し、優れたアフターサービス提供を支援すると同時に、収益性の大幅な改善を支援します。業界をリードする研究開発への投資から、最速のタイム・トゥ・バリューの実現まで、数々の賞に輝いたシンクロンのクラウドベースのサービス部品在庫、価格設定、稼働時間の最大化(アップタイム)管理ソリューションは、お客様の期待を常に上回るように設計されています。世界各国の製造業トップブランドは、アフターサービス業務を競争上の差別化要因にすべくシンクロンを活用しています。詳細については、www.syncron.com/ja/をご覧ください